ビジネスローンとは?借り入れで悩んでる中小企業は必見!

商売をやっている方なら、「ビジネスローン」という言葉を、一度は聞いたことある人も多いはずです。

でも、ビジネスローンって通常の銀行融資と、何が違うのでしょう?


実はビジネスローンの種類は豊富で、借入先を間違えると、商売を圧迫するリスクもあります。

ここでは、ビジネスローンの特徴、注意点などを紹介します。


FP 四方 裕伸

この記事の監修者: FP 四方 裕伸

ゆうりFP株式会社 代表取締役。1級FP技能士、CFP。省エネ法を専門とした設計事務所と保険代理店とファイナンシャルプランナー事務所の経営と相談実務を行っています。公式サイト

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ビジネスローンって何?キホンを解説

ビジネスローンとは?

ビジネスローンの利用対象は中小企業や個人事業主

ビジネスローンとは、銀行やクレジットカード会社、消費者金融といった金融機関が提供するローン商品です。

ビジネスローンを利用できるのは、事業者だけです


ここでいう事業者とは、中小企業を含む法人だけでなく、個人事業主もあてはまります。


金融機関(や貸金業者)によっては、事業実績のない新規開業者に対応している場合もありますが、一般的には、少なくとも1〜2年程度の事業実績が必要です。

中小企業(個人事業主)の資金調達手段として、これ以外にファクタリングと呼ばれる手法もあります

無担保・無保証、事業資金のローン

中小企業が銀行融資や日本政策金融公庫の融資を受ける際は、基本的に担保や保証人が必要です。

それに対しビジネスローンは、無担保・無保証で利用できます


中には担保を要求するビジネスローンもありますが、その場合は、審査に通りやすくなったり、金利が低いなどのメリットがあります。

<関連記事>:無担保ローンとは?分かりやすく解説

総量規制の対象外

ビジネスローンは総量規制の対象外

総量規制とは、「個人の借り入れ総額の上限は、年収3分の1まで」とする仕組みのことです(貸金業法)。

個人事業主も個人である以上、この規制の対象になるのでは?と心配される方もいるかもしれせんが、ご安心ください。


ビジネスローンは総量規制の対象外ですので、借入金額に制限はありません。

<関連記事>:貸金業法とは?分かりやすく解説!

法人取引はもちろんですが、個人事業主でも事業目的の借入なら総量規制の対象外となります



ビジネスローンの特徴・メリットは?

ビジネスローンの特徴について、もう少し掘り下げて見ていきましょう。

金利水準、借り入れ限度額はどの位?

ビジネスローンの金利水準は消費者金融なみ

以下は、ビジネスローンの中でも人気の高い、大手4社の金利・(最高)融資限度額です。

金利(年率) 融資限度額
ビジネクストの「ビジネスローン」 3.1%〜18.0% 1,000万円
(新規取引時は上限500万)
ビジネスパートナーの
「スモールビジネスローン」
9.98% 〜 18.0% 50万円 〜 500万円
プロミスの
「自営者カードローン」
6.3%~17.8% 300万円
オリックスの「オリックスVIP
ローンカード BUSINESS」
6.0%~17.8% 500万円

上記表の通り、ビジネスローンの金利は6~18%であることが一般的です。

提示される金利は、事業主の信用力や借入金額によって変わってきます。


とはいえ初回契約で少額借入の場合は、上限金利(18%程度)に近いことが多いです。

融資度額も会社によって違ってきますが、300万円から1000万円まで幅があります。


金利水準を見ると分かる通り、消費者金融に近い金利水準と言えます。


<関連記事>:消費者金融の金利相場は?金利はどうやって決まるの?

金利・審査スピードの点で、ビジネスローンは消費者金融に近いローン商品と言えます

審査スピードの早さが魅力

銀行融資と比較し、ビジネスローンは審査期間が短いことが特徴です。

銀行融資の審査ですと、長い場合で数週間〜1ヶ月以上かかることもあります。


これに対し、ビジネスローンでは最短1日で、長くても数日で審査結果が出ます

審査スピードの早さの理由は、審査方法にあります。


銀行融資では多人数の行員により、融資を行うかどうかの判断をしています。

一方、ビジネスローンでは事業者の申告した情報をデータ処理し、自動的に判定を出す仕組みになっています。

こうした審査手法を「スコアリング」と言います。


「今日中に、お金が必要・・・」という場合は、即日融資可能なビジネスローンを利用するとよいでしょう。

ただし、この場合は銀行の営業時間終了までに申し込む必要があります。

<関連記事>:即日融資ランキングを解説!どのカードローンが選べばよい?

他のローンとの違いは?

ビジネスローン以外にも、カードローンやフリーローン、銀行融資など、お金を借りられるサービスはあります


<カードローン>
銀行や消費者金融が提供する、「個人向けのローンサービス」です。

ビジネスローンとの大きな違いは、借りたお金を何に使っても良く、借入枠内であれば何度でも借りることができる点です。

学生や主婦が借りられるカードローンも出てきており、利用の幅が広いことが特徴です。

ただしカードローンはあくまで個人向けのローン商品で、事業主が事業目的で借りることはできません。

<関連記事>:カードローンとは?元銀行員がわかりやすく解説!


<フリーローン>
銀行があつかっている「個人向けのローンサービス」のことです。

カードローン同様、お金の使い道に制限はありませんが、借入は1回のみです。

こちらも、事業目的の利用は不可です。



<銀行融資>
(事業主への)銀行融資には、「信用保証協会の保証付の融資」と「プロパー融資」の2種類があります。

「プロパー融資」では、信用保証協会を間にはさまず、銀行と直接貸し借りを行います。


銀行から十分な信頼を得られなければ、審査に通ることは難しいです。

どちらもビジネスローンに較べて、格段に審査は厳しいものの、金利はかなり抑えることができます。

<関連記事>:お金を借りる初心者に教えたい!丸わかり解説

カードローンは事業目的の借入は不可ですが、生活費としての借入なら可能です!



ビジネスローンの申し込み、注意点は?

ビジネスローン,注意

ここからは、ビジネスローンに申し込む手順を見ていきます。

申し込みできる金融機関・会社は?

ビジネスローンは、銀行、保険会社、証券会社、クレジットカード会社、信販会社、消費者金融など、さまざまな金融機関で取り扱いがあり、内容も多様です。

申し込みは店頭でもできますが、ネット(スマホ)からの申し込みが一般的です。


貸付条件も金融機関(各社)によって違いますが、メガバンクなどの大手銀行ほど金利は低いです(ただし審査は厳しい)。

一方で消費者金融系は金利が高いものの、審査は厳しくない傾向にあります。

<関連記事>:信販会社とは?分かりやすく解説します

どんなローン商品にも言えることですが、審査が厳しいほど金利は下がる傾向にあります

申し込みから融資までの期間は?

ビジネスローンは最短即日

早いところで、最短即日での融資が可能です。

ただし即日の場合は銀行振込となるため、銀行の営業時間終了までに申し込む必要があります。


たとえばオリックスVIPローンカード BUSINESSの場合、「平日14:30まで」と案内があります。

ただし、審査期間は金融機関(会社)によって違います。

一般的には数日かかり、長いと1週間かかる場合もあります。

審査では、どこを見られる?

先ほども説明した通り、ビジネスローンの審査「スコアリング」で、「決算書の数値」がチェックされます。

大ざっぱに言えば、どの程度の利益を上げているか(=返済能力はあるか)をチェックされますが、具体的には以下のような項目をチェックされます。


<収益性>
・売上高経常利益率(=経常利益/売上高)
・総資産経常利益率(=経常利益/総資産)

<安全性>
・当座比率(%)(=当座資産/流動負債 ×100)
・流動比率(%)(=流動資産/流動負債 ×100)

<返済能力>
・債務償還年数 (現在の借入を返済するのに何年必要かの指標)
・インタレスト・カバレッジ・レシオ(=営業利益/支払利息)

返済能力が乏しいと判断されたら、当然ですが審査には通りません

借入条件(金利・期間)は詳しく確認!

上で見た通り、ビジネスローンは会社によって金利に幅がありますし、借主の会社の信用力によっても提示される金利が違ってきます。

また借入金額や借入期間によって、月々の返済額が変わってきます。


ビジネスローンの申し込みをして、審査に通ったからといって、安易に借入をするのは止めましょう

条件の提示を受けたら、一旦立ち止まって、借り入れ条件を細かくチェックして下さい。


特に、毎月の返済額が事業のキャッシュフローを圧迫する金額なら、要注意です。

借入をすれば目先の商売を楽になりますが、過度な借入は後々、商売を苦境に追い込みます。


繰り返しになりますが、借入条件は契約前に、よくよく確認して下さい。

<関連記事>:借用書の書き方を解説!法的に有効な(無効にならない)ためには?



おすすめのビジネスローン3選を紹介!

上では、ビジネスローンの申し込みにあたっての注意点を見てきました。

ここからは、おすすめのビジネスローンを3つほど紹介します。


無担保無保証である点は共通していますが、借り入れ条件や返済方式が異なります。

1. アイフルビジネスファイナンス

アイフルビジネスファイナンス

融資可能額1万円〜1,000万(新規の場合上限500万)、金利は3.1%〜18.0%です。

審査必要書類提出から、3日程度で融資可能です。


返済方式と期間は、「元利均等返済方式」であれば「最長5年」(60回以内)、「元金一括返済方式」であれば「最長1年」(12回以内)です。

アイフル系のビジネスローンで、審査スピードが早いのが強みです

2. オリックスVIPローンカード BUSINESS

オリックスVIPローンカード BUSINESS

オリックスが提供する、個人事業主・経営者のためのカードローンです。

融資額は最高500万円、金利(年率)は6.0% 〜 17.8%です。


とにかく融資スピードが早く、最短だと即日の融資も可能です。

契約額が100万円になると、上限金利が14.9%となり、銀行カードローン並みの低金利となります。

ただし個人事業主の場合、1年以上の業歴が必要になるので、ご注意ください。

 オリックスVIPローンカード BUSINESSの公式HPはコチラ

3.ジャパンネット銀行のビジネスローン

ジャパンネット銀行のビジネスローン

融資可能額は10万円~500万円、金利は年率4.8%~13.8%(変動金利)です。

個人事業主だけでなく、法人も利用可能です。


ジャパンネット銀行のビジネスアカウントを持っていれば、利用可能です。

個人事業主の場合は、300万円以下の借入希望額なら、ご契約までに必要な書類はありません。


ネックなのはジャパンネット銀行のビジネスアカウントを持っていない場合で、新たに取得する必要があります。

ビジネスアカウントの開設には、最短でも5営業日は必要です。

また法人の場合は、代表の連帯保証を求められます。



以上、ビジネスローンの利用方法や注意点、おすすめのビジネスローンを見てきました。

繰り返しになりますが、ビジネスローンは事業の借金です。


しかも金利は、通常の銀行融資に較べても少し高めです。

継続的な借り入れ手段としては、オススメできません。


その一方で審査スピードが早いので、一時の資金繰り対策として活用するなら有望な手段といえます。

こうしたビジネスローンの特性を頭に入れたうえで、必要な方は上手に利用しましょう。


この記事のまとめ
  • ビジネスローンとは、中小企業・個人事業主向けのローン商品
  • 銀行融資と違い審査スピードは早いが、金利はカードローン並みに高い
  • 銀行融資と違い、無担保・無保証で利用できるのが魅力
  • ビジネスローンの審査手法は「スコアリング」と呼ばれ、数字を手早く計算される
  • ビジネスローンは借金。契約前に借り入れ条件を細かくチェックすること

<監修者のコメント>
自営業者にとって『突然の計算外の出費』は、避けては通れない道の上にあります。

そんな時ビジネスローンは強い味方となってくれます。

返済中に『計算外』に対する経験と反省を生かし、より利率に低い商品へ借入できるように努力しなければなりません。

「余裕を持った事業計画の大切さを、身をもって知る。」これが強い企業への第一歩となります。


もぐお

この記事の執筆者: もぐお

元銀行員で、このサイトの責任者です。難しい金融の情報を分かりやすくお伝えできるよう、頑張ります!
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