リボ払いはヤバイ?クレジットカードを賢く使うコツを元銀行員が解説!

「リボ払いはヤバイ」という情報を聞いたことはありませんか?

ネットにはリボ払いで借金地獄になってしまった人の体験談などが、数多く出回っています。


一方でカード会社はリボ払いを勧めてくることが多いので、何が正しいのか混乱してしまう人もいるはずです。

実際のところリボ払いは便利ですが、注意して使わないと損をしやすい支払方法です。


ここではリボ払いがなぜヤバイのかを、賢い使い方と合わせて解説します。


もぐお

この記事の執筆者: もぐお

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クレジットカードのリボ払いって何?

リボ払いとは?

リボ払いとは?

「リボ払い」とは、クレジットカードの支払方法の一つで、前もって設定した金額を毎月支払う方法です。

正式には、「リボルビング払い(方式)」と呼びます。


利用金額・利用件数に関わらず返済額が一定なので、毎月の返済負担が少ないのが魅力です。

月々の支払いは事前に決めた一定額で、利用残高の返済と手数料支払いにあてられます。


一括返済や繰り上げ返済などを行って、設定した金額以上の返済をすることも可能です。

リボ払いは、「定額方式」と「残高スライド方式」の2種類があります。


定額方式は、利用残高の大きさに関係なく一定額を支払う方式です。

定額の支払額に手数料を加えて支払う方式が一般的ですが、支払額に手数料を含める方式のカードもあります。


残高スライド方式は、利用残高の大きさに応じて、毎月の支払額が段階的にスライド(増減)する方式です。

この方式では、返済が進むにつれて残高が減るので月々の支払額も減り、途中で新たな買い物をして残高が増えると、月々の支払額も増える仕組みです。

<関連記事>:リボ払いとは?その仕組みと返済シュミレーションを解説

リボ払いは他の返済方式との併用で、カードローンの返済でも用いられています

分割払いと何が違うの?

リボ払いと分割払いの違い

分割払いとは、決まった回数で返済額を分割して返済する方式です。

例えば5回払いでしたら、返済額を5分割して毎月返済します。


一方でリボ払いの場合、支払回数は決まっていません。

毎月の支払額に応じて、返済期間が変わってくるからです。


分割払いは支払回数が、リボ払いは毎月の返済額が一定であるという違いがあります。

以下の表は、JCBカードでショッピングで30万円を利用して(手数料15%)に、元利定額のリボ払いと分割払い(5回払い)で返済した場合のシミュレーションです。

リボ払い 分割払い
毎月の返済額 10,000 20,000 58,518~61,504
手数料(合計) 57,327 29,205 10,426
支払総額 357,327 329,205 310,426
支払回数 30 14 5
支払期間 30ヶ月 14ヶ月 4ヶ月


リボ払いは支払期間が長引くので、分割払いに比べて手数料の負担が大きくなっていることが分かります。

リボ払いを勧めてくるのはなぜ?

カード会社はあの手この手でリボ払いを勧めてきます。

リボ払いにするとポイントが付与されたり、年会費が無料になるなどのキャンペーンを行っています。


これほどまでにリボ払いを勧めてくるのは、カード会社が儲かる支払方法だからです。

以下の表は、JCBカードで30万円を返済する場合(金利手数料15%)の、一括払い・リボ払い(支払設定額1万円)の返済シミュレーションです。

一括払い リボ払い
利用金額 300,000 300,000
手数料 0 60,095
合計金額 300,000 360,095


上の表の通り、ショッピングの一括払いでは手数料は掛かりません(キャッシングの場合は、期間分の金利手数料が掛かります)。

一方でリボ払いの場合、それなりの手数料が掛かるのが分かります。


リボ払いの利用者が増えれば増えるほど、クレジットカード会社は手数料収入を得られるのです。

<関連記事>:クレジットカードの返済ができないとどうなる?対処法は?

特典を用意してお得感を演出していますが、実際は利用者にとって負担の大きい支払い方法なのです



リボ払いがヤバイと言われる理由は?

上で見てきた通り、リボ払いは毎月の返済額を抑えられる、利用者にとっても便利なサービスです。

にもかかわらず、「リボ払いはヤバイ」という意見をネットでよく見かけるのは、なぜでしょうか?

その理由を以下で解説します。

理由1. 手数料が高い

リボ払いがヤバイと言われる理由は手数料が高い

クレジットカードのリボ払い手数料はカード会社によって違いますが、年率15%程度であることが多いです。

これは銀行カードローンと、ほぼ同じくらいの金利です。


かなり負担が大きいので、毎月の支払設定額が少ない場合は、そのほとんどが手数料に回されているケースもあります。

以下は8月目までの毎月の手数料を、支払設定額ごとに示した表です(JCBカードで金利手数料15%・30万円の返済の場合)。

支払設定額 10,000 20,000 40,000
1月目手数料 2,835 2,835 2,835
2月目 3,694 3,567 3,312
3月目 3,452 3,205 2,712
4月目 3,439 3,057 2,293
5月目 3,205 2,712 1,726
6月目 3,184 2,547 1,273
7月目 3,057 2,293 764
8月目 2,835 1,972 246
手数料合計 57,327 29,205 15,161


支払設定額が少ないほど、月々の手数料が多いことが分かります。

例えば支払設定額が10000円の場合、最初の数ヶ月は支払額に対する手数料の割合が3割程度も占めています。

<関連記事>:カードローンとクレジットカードとの違いは?

支払額の多くが手数料に充てられるので、元金の返済は思うように進みません

理由2. 支払額が一定で返済が長引く

リボ払いは利用金額や利用件数に関係なく、月々の返済額が一定です。

毎月の返済額を小さく設定すると、それだけ目先の返済負担か軽くなりますが、その分返済期間が長引いてしまいます。


先ほどのシミュレーションからも分かる通り、返済期間が長引くほど、手数料の負担も大きくなります。

結果として翌月の一括返済をする場合に較べて、返済総額は大幅に増えてしまいます。

理由3. 返済が膨らんでいることに気づかない

リボ払いだと返済が膨らんでいることに気づかない

毎月の返済額を1万円に設定している場合、リボ払いで新たに数十万円の買い物をした月でも、その月の引き落とし額は1万円だけです。

リボ払いは毎月一定額を返済するので、順調に返済が進んでいると思い込みやすいです。


自分の残高を正確に把握できていないのにも関わらず、新たな買い物をしてしまう恐れがあります。

支払い能力以上の買い物をするのが簡単なので、気づかないうちに返済が膨らんでいることも少なくありません。

特にリボ払いの返済中に新たなリボ払いを始めるのは非常に危険です

理由4. 借金をしている意識が薄い

理由3とも関係しますが、クレジットカードのリボ払いをしている人の中には、借金をしている意識が薄い人がいます。

これがカードローンの場合、現金が手元に入るため「借金を意識している」という感覚を意識しやすいです。


一方でクレジットカードのリボ払いの場合、単に返済が後回しになるだけなので、借金をしている感覚が乏しくなります。

借金をしている感覚が薄いため利用に歯止めが効かず、そのまま利用額を膨らませてしまいます。


ですがリボ払いにしろカードローンにしろ、信用取引つまり借金をしている点に違いはありません。

<関連記事>:お金がないけど借金返済したい!どんな方法がある?



リボ払いはやっぱりヤバイ?クレカを賢く使うには?

対策1: 自分の残高を把握する

自分のクレジットカードの残高を把握することが大事

リボ払いの一番の怖さは、返済が膨らんでいても気づきにくいことです。

何よりも借金を抱えているという意識を持つためにも、自分の残高は常に把握しておく必要があります。


こうするとクレジットカードによる、過度なリボ払いを抑えることが出来ます。

肥満の人ほど体重計に乗らず、自分の体重を知らないのと似ています。


体重計に毎日乗るだけで自分の体重をより意識して、毎日の食生活に気を付け、結果としてダイエットになるケースが多いです。

リボ払いの残高はカード会社の会員サイトなどから、簡単に確認することができます。


サイトの手続きがわからなければ、電話でも対応してくれます。

また注意点として、リボ払いをする場合はむやみにカード枚数を増やさない方が良いです。


複数枚あると残高の把握が難しくなり、無理な買い物をしてしまう恐れがあるからです。

<関連記事>:ショッピングローンとは?デメリットや審査について解説

リボ払いに頼り過ぎない習慣を、少しずつ身につけていきましょう

対策2: 毎月の返済額を増やす

上で触れたように、リボ払いは月々の返済負担を抑えられる一方で、返済が長引いて総額が増えてしまうデメリットがあります。

リボ払いの支払額は、初期設定だとかなり低いことが多いです。


以下の表は、セゾンカードの長期コースの初期設定です。

締切日残高 月々の支払額
1~60,000円 3,000円
60,001~80,000円 4,000円
80,001円~100,000円 5,000円
100,001円~は20,000円増すごとに 1,000円ずつ加算
200,001円~は25,000円増すごとに 1,000円ずつ加算
400,001円~は50,000円増すごとに 1,000円ずつ加算
500,001円~は50,000円増すごとに 2,000円ずつ加算

<出典>:ショッピングリボ払いの月々のお支払額|セゾンカードご利用ガイド


初期設定では60,000円の買い物をした場合、毎月3,000円ずつ支払うことになります。

単純計算で20ヶ月間も返済が続くことになるので、手数料負担はかなり大きくなってしまいます。


残高に対して毎月の返済額が少ないと感じたら、無理のない範囲で返済額を引き上げましょう。

対策3: 一括返済に変更したり、繰り上げ返済をする

リボ払いでは一括返済や繰り上げ返済などを行って、設定した金額以上の返済をすることも可能です。

ボーナスが入ったなど、お金に余裕ができた月は積極的に増額して、返済期間を短縮させましょう。


一括返済や繰り上げ返済は、口座引き落とし・ATM・振込など、様々な方法に対応しています。

ただし口座引落と振込は、事前にカード会社に連絡・申込をしておく必要があるので注意してください。

<関連記事>:キャッシングの繰り上げ返済の注意点は?

申込期限や振込手数料などは、カード会社によって異なるので確認しておきましょう

対策4: 自動リボは絶対に使わない

自動リボは絶対に使わない

「自動リボ」とは、カードの支払いが全てリボ払いになるサービスです。

自動リボ設定であれば、店頭で「一括払いで」と伝えた場合もリボ払いになります。


自動リボでは本来一括で支払える買い物も、全てリボ払いになってしまうため、手数料がどんどん増えていきます。

自動リボ設定にするかは自分で選択できますが、カードによっては初期設定で自動リボになっている事があります。


例えばファミマTカードは、初期設定が自動リボです。

エムアイカードの「あんしんリボ」という商品も、初めから自動リボ設定です。


自動リボであることを把握していないと、一括払いで買い物しているつもりが後から手数料が取られるので、ちょっとしたトラブルになる恐れがあります。

支払方式は銀行口座を登録すればWEBから変更できるので、カードが届いたらすぐに設定変更をしましょう。


カードを使う前には、必ず支払方式を確認しておくことが大切です。

<関連記事>:クレジットカードの現金化ってヤバイ?



ここではリボ払いがなぜヤバイのかを、賢い使い方と合わせて見てきました。

毎月の返済の楽さに甘えていると、知らないうちに実際の返済総額が膨れ上がっている可能性があります。


リボ払いに頼り過ぎない心がけが大切です。


この記事のまとめ
  • リボ払いは前もって設定した金額を毎月支払う方式
  • 手数料が高いが毎月の返済額は少なめなので、返済が長引き返済総額が増えてしまう
  • 利用金額・利用件数に関わらず毎月の返済額は一定なので、残高を把握しにくい
  • 毎月の返済額を増やし、余裕があれば一括・繰り上げ返済で返済期間を短縮させる
  • 初めから自動リボ設定のカードには要注意


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